石鯛の思い出

三ッ瀬で初めて石鯛釣りで上がった石鯛を見たのは昭和53年
(1978年)のクリスマス。
初めてヒラスを釣った平のワレで隣のイシダイ師が3kほどの石鯛
を上げていたのが初めて。

今思うと、昭和51年(1976年当時10歳)の4月の春休みに同級
生の諫早石鯛の池田(弟のほう)と初めてわんどに連れて行って
もらった時、池田がアラカブを釣ろうと2mくらいの竿でオキアミを
餌に足元に投げると、ブチブチ5回ほど切られていました。今思うと
まぎれもなく石鯛の当りでした。


 三ッ瀬で初めてイシダイに挑戦したのが昭和56年(1981年当時
高校1年)7月のわんど。
釣り番組や雑誌で見よう見まねで挑戦しましたが、わんど、ワレ、
コブと惨敗。三ッ瀬以外では、式見、神楽の穴の前、樺島、大瀬戸
大角力、平戸、宮之浦。
グラスロッドの小笠原とシーラインが石鯛の引きを味わう事なく4年
が過ぎました。
 それほど幻の魚でした。

 三ッ瀬では、ながく(2002年まで)Mさんとゆうイシダイ専門の常連
がいて、「自分が撒き餌をしてイシダイを寄せているから、三ッ瀬のイ
シダイは全部自分が集めたもの、自分のイシダイ。」
とゆう理屈で自分と自分の仲間以外は三ッ瀬で石鯛釣りを許さない、
そうゆう環境でした。

で、2001年に池田から「三ッ瀬で石鯛をやりたい。Mさんに話をつけ
てくれ」と相談があり、当時から誰よりも三ッ瀬に通い、誰よりも魚を
釣り、誰よりもでかい顔?で瀬渡しの優先権を持っていた僕に、Mさん
は快く許可してくれました。釣り場はMさんが竿を出すことのなかった
キリの船着きで狙いました。
が、池田が2001年5月にいきなり3.8kを上げると、
「俺の石鯛!」
と言われました。(笑)

 2002年からMさんが来なくなりイシダイのラッシュ!が始まります。

                        つづく