発砲うき 10号と12号。
時計はサイズがわかるように。
ほっ時計。(おやぢギャグ!)

アジ子の泳がせ釣り

仕掛けとか釣り方、タナ等を教えてくれとリクエストがありましたので
昔話、秘伝も含めて書いてみましょう。

 長崎ではアジ子の泳がせといっていますが、関西でゆう「のませ釣り」
の事です。
狙う獲物は昔(30年前)はヒラス。毎年ヒラスの回遊があった時代は9
月から11月くらいまでヒラス(ブリ等青物のみ)狙いでした。
 15年ほど前になるとキジハタが釣れ出します。30年ほど前はいなか
った魚です。
キジハタ(オオモンハタ、ホウセキハタ見分けが付かない)が釣れるよう
になった理由は、水産試験場の放流説と地球温暖化説、海流の変化説
等言われていますがキジハタ分布の北上は全国的な事のようです。
地球温暖化は歓迎できませんが、高級魚キジハタ(1k2500円前後)
が釣れる事は釣り人にとってはうれしい事です。
 能書きはさておき現在の泳がせの獲物はキジハタ、アカハタ、ヒラマサ、
ヒラ子、ヤズ、ネリ子(カンパチの幼魚)カツオ、ミズイカと魚種が豊富です。

 先ずは釣り具。ヒラマサ狙いの道具をそのまま使います。
3号か4号竿に道糸8〜10号、ハリス5〜8号(長さは1ヒロで十分です)
ウキは2号鉛に浮くもの。ベテランは失くしてもいい様に40円の発砲ウキ
(右写真)を多用します。サルカンは出来るだけ大きいサイズを。石鯛用
の1/0 位の大きいサイズを使います。
 理由は小さいと7〜8号ハリスがサルカンの結び目から切れます。また、
サルカン自体が飛ぶ場合があります。大事な獲物を逃さないため大きいサ
ルカンをおすすめします。
 針はアジ子のサイズに合わせて。特に晩秋から初冬にかけては(11月後
半〜)アジ子が中アジに成長します。10〜14号の伸びない針、僕はがまか
つグレの金針を使っています。
 タナはキジハタ狙いは竿2本、1号か2号錘で沈めます。青物狙いはタナ
2ヒロ。迷ったら竿1本で狙ってみてください。

 
実釣編
 先ずはポイント。コブ、ワンド、リュウジンいずれも1級磯ですがアジ子の
泳がせ釣りでは普段あまり乗らない磯、アラカブ瀬、カイキョウ、ナガテ、池
の前の方が釣果が上がります。キジハタ等は根魚で1級磯は毎日乗る為、
魚が少ない為と回遊魚のヒラマサ等は三ッ瀬を大きく外回りで廻る為だと思
われ昔(30年以上前)から2級磯がよく釣れてます。
 普段はワンドしか行かないベテラン勢もこの時期は2級磯(特にアラカブ瀬)
に乗りたがります。     

   続きはアジ子泳がせ釣り2にて。