みなさんは三ッ瀬でカミナリで怖い思いをしたことがありませんか?
よくワンドで釣りをしているとゴロゴロピカピカと雷雲が近づいてくると
コブに乗っている釣り客が竿をたたみ一か所に固まってカミナリが
過ぎるのを耐えている。何度も見た光景です。
高三ッ瀬と平には穴があり、隠れる場所があります。
が、他のポイントは逃げ場がありません。
 2年前、2012年の7月。梅雨末期の大雨と雷にナガテで遭遇した
おはなしです。
 
その日は2012年の7月初め。梅雨もそろそろ終わりに近づいた深い
霧の中での出港でした。
僕はナガテに光隆の客と2人でした。50ほどの顔は知っているけど
名前は知らない方でした。ルアーで釣っています。僕はイシダイ狙い
でした。
朝7時頃からでしょうか霧がだんだんと深くなり時折雷の閃光と不気味
な音が聞こえてきます。だんだんと音と光が近づいてきます。
「これはやばい」竿をたたみナガテの山の根元に身をかがめます。
小さな日傘に隠れてうずくまっているとルアーでまわっていたおっさん
がいつのまにか僕の隣りにいます。ナガテは逃げ場が無いから仕方あ
りません。
 そしてまわりが真っ黒になって大粒の雨が垂直に叩きつけてきます。
雷の音と光が重なってきた次の瞬間!
 
 雷は近くに落ちると音と光が同時にやってきます。連続して光るスト
ロボの様に真っ黒だったのに雷の光でまわりが輝くほどの明るさです。
50前後のおっさんが2人、恋人以上にピッタリよりそったまま身動き出
来ません。とにかく怖くて目を開けている事も出来ません。
その時の会話「今死んだら、年金もったいないね。」
忘れもしない会話内容です。

つくづく年金の心配をする年になったのか…と感慨にふけっている間
もなく雷は鳴り響き稲妻はまわりを明るく輝かせます。
とにかく怖い!雷はドカンドカンと空気を震わせています。
電話で助けを呼びたいけど身動きが取れない。
おそらくは2〜30分だったのでしょうが長く長く感じた時間です…

やっと雷が去って電話で船頭に連絡しました。
「カミナリが怖いけん迎えにきてくれ!」
船頭 「雷は高いところに落ちるけん山の上に竿を立てとけ」
「頼むけん迎えにきてくれ」
船頭の省ちゃんとの会話です。

省ちゃんはその時、定置網の網揚げ作業中だったらしくなり続ける雷
と光り続ける稲妻の中、逃げ場もなく「雷が落ちたらそん時はそん時たい」
と覚悟を決めて作業したそうです。
「漁師は肝っ玉がすわっとる。」感心した次第です。
1時間後、やっと回収に来てくれてワンドの客と話すと
「近くに2発は落ちたよ」
2発と言わず7〜8個は落ちたと思われた恐ろしい思い出となりました。
カミナリは怖いね!なるほど!(鳴るほど)

    END…